周産期医療を目指す学生への支援活動

赤ちゃんがいる光景が日常になっている

周産期医療を目指す学生への支援活動

日本

少子化問題を抱える日本にとって、産科・小児科医療の充実・強化は大きな課題であり、誰もが安心して出産し、子育てができる社会環境の整備は急務です。

特に、日本の医療の現場においては、新生児科、小児科及び産科の医師不足が深刻な状況にあり、大きな社会問題にもなっています。

周産期医療に携わる医師を目指す人材を支援

これらの課題に取り組むため、ピジョンは、2014年に「一般財団法人ピジョン奨学財団」を設立しました(2016年7月に公益財団法人化)。

設立以来、産科、新生児科、小児科の医師を目指す医学生に奨学金を給付する活動を続けています。

経済支援だけではなく、将来に活かせるネットワーキングも支援

ピジョン奨学財団では、経済的な支援を行うだけではなく、「奨学生交流会の実施」も事業のひとつとしています。

希望者が少ない診療科であるがゆえ、自身の大学では志を一にする仲間もなかなか見つからず、情報交換する相手もなかなか見つからない状況です。しかし、交流会を開催することで、他大学でも志が同じ奨学生同士の“横のつながり”のみならず、周産期医療に携わる医師のいるピジョン奨学財団の役員や選考委員、また卒業して周産期医療の研修医になっている先輩などとの“縦のつながり”も形成できる貴重な場をとなっており、それが将来にもつながるネットワーキングになっています。

この活動が少子化の要因のひとつでもある周産期医療の医師不足の解消につながり、それがやがて誰もが安心して子どもを産み育てる社会の実現の一助となると考えています。赤ちゃんにやさしい未来像の「赤ちゃんがいる光景が日常になっている」姿に近づけるよう今後も活動を続けてまいります。


2024.04

関連リンク

ピジョン奨学財団ホームページ

参考資料

厚生労働省による政策の「周産期医療の体制構築に係る指針(令和5年3月31日付通知)

https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001118039.pdf